大地の子
こんにちは、ともちです。
今日は山崎豊子さんの大地の子を読んだ感想を載せたいと思います。
実は、この本より先に子供の頃にこの本を原作としたドラマを観ていました。上川隆也さんが主演で、主人公の陸一心、松本孝夫を演じておられました。
そして、そのドラマがとても衝撃的で心に残っていました。
中国残留孤児と言う立場、居場所のなさ、どちらの祖国にも受け入れてもらえない閉塞感、など子供心にショックが大きかったのです。
あらためて、小説を読んでみると、やはり自分の頭の中には上川さんのイメージでストーリーが進んでいきます。
養父が、自分の身を呈して一心を守るところなど、胸に込み上げてくるものがあります。
私は山崎豊子さんの小説はリアリティがあって好きです。他の著作もいくつか読んでいます。この本は近代の日中関係、中国残留孤児のお話など、とても考えさせる機会をくれる小説です。